ビリギャルを彩った方たち

大切な人とあなたをつなぐような、
そんな優しい作品であり続けられますように。

主人公小林さやか

ビリギャル10周年、おめでとうございますなのか、ありがとうございますなのかわからないけど、とにかく、この10年でビリギャルに関わってくださった皆さんに、このお話に触れてくださったすべての皆さんに、やっぱり、心からのありがとうを伝えたいです。ありがとうございます。ものすごく幸せな気持ちです。

この10年を振り返って今思うことは、ビリギャルってもう、私の話じゃないなあってこと。もちろん、最高にいい意味で。

映画館の一番うしろの隅っこの席で、映画ビリギャルを見てくれていたスーツ姿の男性がいたんです。その人、きっと娘さんがいるんだろうな、私とパパのシーンで、ハンカチぐしゃぐしゃにして泣いてました。

本屋さんで、ビリギャルをパラパラめくって、たまにふふふって笑いながら読んでる女性がいて、そのまま優しい顔でレジに持っていってくれたとき、嬉しかったなあ。受験生のお母さんなのかなあなんて想像しながら、「ありがとう!あなたとあなたの家族に幸あれ!!」って念力送ってました。

こんなふうにきっと、大切な人の顔を思い浮かべながら、あなたの人生のどこかで起こったシーンを思い出しながら、家族の未来に想いを馳せながら、ビリギャルを読んで、見てくださった方ばかりだと思うんです。

当たり前すぎて忘れちゃってたけど、でもものすごく大切ななにかに立ち戻らせてくれる。坪田先生が、KADOKAWA アスキー・メディアワークスのみなさんが、映画ビリギャルの関係者の皆さんが、そんなあったかい気持ちで、ビリギャルを多くの人に届けてくれました。

だから「ビリギャル」は、あなたのお話なんだと思うんです。多くの方の人生に、こんなふうに関わらせていただける作品にしてくれて、うれしいです。本当に。

「ビリギャルのおかげで人生変わった!」って言ってくれる後輩に出会うたびに私のほうがパワーをもらっちゃって、気づけば今私はニューヨークで教育学を学んでいます。みんなに背中を押されて、こんなところまで来てしまいました。私も、ビリギャルのおかげで人生変わったうちの一人です。

これからもこのお話が、あなたにそっと寄り添えるような、大切な人とあなたをつなぐような、そんな優しい作品であり続けられますように。

ビリギャル10周年、本当にありがとう!
これからも末永く、よろしくお願いします!!

PROFILE 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大 学に現役合格した話』(坪田信貴・著)の主人公であるビリギャル本人。
慶應大卒業後はウェディングプランナーとして従事した後、ビリギャル本人として500 回以上の講演や記事執筆など、幅広い分野で活動しながら、教育科学の研究のため聖心女子大学大学院に進学、修士課程を修了。
2022年秋には「子どもの能力を信じて引き出すことができる教育者の育成」を研究 テーマに、米国コロンビア教育大学院にて認知科学を学んでいる。著書「ビリギャルが、またビリになった日 勉強が大嫌いだった私が、34歳で米国名門大学院に行くまで」(講談社) 講演・取材依頼はこちら

人生捨てたもんじゃない。
そう思っていただけることを願っています。

ああちゃん

家族全員の恩師である坪田先生との娘の受験を通しての家族再生の日日を、素晴らしいキャストのみなさんが、その言動や動きまでほぼ完璧にリアルに、かつ美しく演じてくださった 映画「ビリギャル」ですが、もう10年という月日が流れていたことに驚いています。

どん底家族と言われていた私達が、再生の道を辿ることができたのは、素晴らしい先生と出会えたことから始まりました。
幸せな人生は、どれだけ幸せで素敵な人と出会えるかで変わるのではないかと思います。

私が今一番強く感じているのは、誰でもが可愛いはずの我が子のことです。
誰もが子の幸せを願ってやみません 。

子が可愛ければ、またその子の子も可愛いはず、その孫が学校に行って社会にでるようになった時、その子はどれだけたくさんの幸せなお友達に出会ってくれるのだろう、と考えます。

私は大人が幸せのロールモデルになれるよう、全ての子ども達が大人になるのが楽しみだと思えるような親に、大人に、なりたいと思っています。

できれば、たくさんの方にこのメッセージが届くことを願います。
そして、ビリギャルのストーリーのどこかを、切り取って取り入れてみてください。

人生って捨てたもんじゃないと思っていただけるのではないかと思います。
そう願っています。

PROFILE 大阪府出身愛知県在住
22で結婚。翌年長女さやかを出産。2年後長男、6年後に次女出産。長女さやか出産予定日の数日前に、夫が脱サラをしてくる。
家に帰ってこない夫との仲は、冷え切り仮面夫婦に。3人の子供達は、愛情いっぱいに育つが、3人とも成績は学年ビリ。学校から呼び出されることもしばしば。
周囲からはに「ダメ親」と、呼ばれるようになる。
口癖は、「嬉しい 楽しい 幸せだ。」と「意味のない事は起きない」 講演・取材依頼はこちら

ビリギャルで、
あたたかい家族を取り戻せた。

ビリパパ

素晴らしい両親のもとに生まれ兄弟に恵まれ家族というものが大好きだった私が、いざ結婚をして自分が家族を持ち大黒柱の役割を果たそうと私なりに必死にやっていても妻や子供たちとなかなかうまくいかず家族というものがよくわからなくなっていました。
ところが皆さまにも書籍や映画でご覧頂きましたように娘の頑張りをきっかけに各々がお互いを理解するようになり奇跡的にあたたかい家族を取り戻すことができました。
当時、少年野球で息子に鬼コーチで怒りっぱなしだった私も現在は最愛の二人の孫と世界一優しいコーチとして楽しませてもらっています。
『ビリギャル10周年』にあたりご存知頂いておりますすべての皆さまに感謝と御礼を申し上げます。

PROFILE 愛知県名古屋市に生まれ現在も名古屋市在住。
大学卒業後一般企業に就職するも勤続3年を前に脱サラを画策し無謀にも退職。しかも退職一週間後に長女さかやが生まれああちゃんに叱られる。
その後自動車販売会社を設立し必死に頑張るも価値観の違いから家族とはなかなかうまくいかず孤立した生活が長く続く。特に妻と長女さやかとは毎日のように言い合いをするような状態。
そんな中でも待望の長男を野球選手に育てようと少年野球に没頭するも勘違いな愛情から厳しくしすぎて長男が高校野球を前にいやになってやめてしまい挫折。子供のために……と思ってやっていたつもりが自分の夢の押し付けだったとこの時にはじめて気づく。
その後家族に素直に謝罪して怒らないと約束して居場所を取り戻す。
現在は孫ふたりを素晴らしい野球選手に育てるべく世界一優しいコーチとして懲りずに熱中中! 講演・取材依頼はこちら

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